富山製紙で活躍する先輩のメッセージです。社内の雰囲気や仕事内容がよくわかるインタビューです。
原質課
パルパー(古紙溶解装置)、原質機器の操作
2007年入社(中途入社)
段ボールは段ボールから生まれます。当社の工場に運ばれてきた使用済み段ボールは、まず「パルパー」と呼ばれる巨大なタンクに投入して水で溶解し、どろどろの繊維状にします。この濃度や粗さを調整した後、紙を抄くマシン(抄紙工程)へと送ります。ここでは数値を確認しながら均質な原料を安定して抄紙工程に送ることが重要になります。こうした一連の流れに携わるのが原質課です。
原質課では、5人1チーム、全4チームが3交代制で仕事をしています。チーム内で担当を割り振りし、リフトを操作することもあれば、調整室にスタンバイすることもありますが、何かあれば他のメンバーのカバーに入るなど、チームワークを大切にしています。自然と連帯感が生まれますし、ケガをしない、させないという点でも重要なことです。
チームで仕事をするメリットとして、メンバーで話し合うことで改善のヒントが得やすいということがあります。人と人の連携でムリやムダを省き、今以上に作業を効率化していきたいですね。
モノが動き、流通が動けば、段ボールが必要になります。たとえばネットで何か買うと、ほとんどの場合、商品は段ボールで梱包されて届けられます。パソコンやネットの普及でペーパーレスが進んでいますが、段ボールはこの流れとは別の位置づけなんです。名脇役として、世の中のさまざまなところで活躍している段ボールを見るたび、「これも自分が手がけたものかもしれない」と想像しています。
社員親睦会があったり、社員旅行があったり、年始と誕生月に会社からプレゼントがあったりと、社員思いの和気あいあいとした社風です。中途入社の社員が多く、私自身もそうですが異業種からの転職組でもすぐなじめます。
S.F.製造部 副主任
M.T.原質課
A.T.営繕課
T.A.抄紙課
S.H.原動課
流通の名脇役・段ボールを
リサイクルし、再び世に送り出す。