昭和23年、富岩運河のほとりで、富山製紙は社業の第一歩を記しました。時代の変化に対応し、原料もノット、ワラ、そして古紙へと変わりましたが、「誠実」「高品質」「時代の要請に応える技術革新」の精神は、創業より一貫して当社の企業活動の根底を支え続けています。
当社は幹線道路からのアクセスもよく、効率的な原材料の入出荷ができるなど地の利にも恵まれ、その歴史を積み重ねてきました。現在、当社では中芯原紙・紙管原紙合わせて年間9万トン余の生産量を記録し、独立系メーカーとしては国内有数の規模にまで成長することができました。
元来、製紙業は地場産業の色彩が強い業種ですが、当社には遠隔地のお取引先も多数存在します。地場のお客様には距離的な利便性を活かしてご要望を密にお聞きすることはもちろんですが、遠隔地のお客様にもきめの細かい対応を徹底し、距離を感じさせないコミュニケーションを推進しています。
「小さくともキラリと光る独自性あるメーカー」を目指し、リサイクルの「優等生」としての誇りを胸に、美しい富山との共生を図るべく、社員全員が一致団結して努力してまいります。今後ともより一層のご指導ご鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
代表取締役社長 寺ア 敏治 |